将来なにになりたいかと聞かれて女の子は「お花屋さん」「ケーキ屋さん」と答える子が多くて、男の子だと「サッカー選手」「お医者さん」って答えることが多かった私の子ども時代。
かなり早い段階で、男の子が憧れるものと女の子が憧れるものは違っているべきで、うっすら線引きされているものなの…?と感じ始めていたし、その限られた選択肢の中でなりたいものっていうのが思いつきませんでした。
それと多くの人がもう気づいているだろうけど、そもそも女性の偉人って少ない。
これまでは今よりもさらに女性の活躍が難しかったというのもあるかもしれないけど、
歴史がどれだけ男性視点で描かれているかっていうことの表れとも言えると思います。
知らないとないものだと思ってしまう。幼ければ尚更。
だからやっぱり
世界に強く影響を与えた女の物語がもっともっとたくさん必要!って思うのです。
そこで今回、ラブピの本棚から私がおすすめするのは、
2019年アメリカで最も権威ある漫画賞アイズナー賞受賞した仏発ベストセラーコミック
「キュロテ・ドゥ 世界を変えた15人のスゴイ女たち」
この本は、
苦難の境遇に置かれながらも、我が道を突き進んだ女性たちの人生あるいは半生が描かれた偉人伝です。
『盗賊から転身した女性政治家』
『家畜の飼育方法を革新した自閉症の物理学者』
『潜入取材の女王と呼ばれた記者』etc.
かつて世界に大きな影響を与えた女性から、今もなお活躍する女性まで
さまざまなジャンルで活躍している女性たちが鮮やかなタッチで表情豊かに描かれます。
偉人伝というからにはこの本の内容は、創作物ではなく現実に彼女たちの身に起こったこと。
彼女たちはそれぞれ違う国、さまざまな時代背景の中で違う困難を抱えながらも共通して女であるという理由から能力に見合った評価をされなかったり、舐められたり、いじめられたり、レイプされたり、殺されそうになったり、殺されてしまったり。
全てのお話が、おとぎ話のようにめでたし、めでたし!ハッピーエンド!で終わるわけではないけれど、だからこそ、まだまだ地続きの苦難の中であっても押し付けられる役割から抜け出して、世界に大きな影響を与えた女性たちのパワーにエンパワメントされるはず。
将来何になりたいか。
今後どういうように生きたいのか。
辛い現実に差しかかったとき誰を思い出して自分を奮い立たせるのか。
そんなとき一緒に生きて、寄り添ってくれる物語やお手本のような人物が必要。
それでもってみんな憧れるものは違うから、みんなが自分に合った物語を選べるように
ひとつじゃなくて、いろんなジャンルがあっていろんなタイプの人がいて、そしてもちろん自分で選べる。
たくさんの人に寄り添う、偉大なる女たちの物語を綴った「キュロテ・ドゥ 世界を変えた15人のスゴイ女たち」
ぜひ店頭で手に取ってみてください✊🔥
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